ハイパフォーマンスコンピューティング・クラスタにおけるハイパー・スレッディング・テクノロジ
ハイパー・スレッディング・テクノロジによりマルチスレッド対応のアプリケーション性能は、アプリケーションの特性に応じて10%~30%向上できると報告されています
出典:『Intel Technology Journal , vol. 6, no. 1』(2002年2月発行)内、「Hyper-Threading Technology: Impact on Compute-Intensive Workloads」
(William Magro、Paul Petersen、Sanjiv Shah著):
http://www.intel.com/technology/itj/2002/volume06issue01/art06_computeintensive/p01_abstract.htm
Wikipedia
インテルは「ほとんどのベンチマークにおいて、ハイパースレッディング技術は良い結果を出している」と述べている
Exchange の最近のバージョンでは、比較的強力な指針として、ハイパースレッディングを無効にするように提言していますが、これは、物理サーバーの展開を対象としたものであり、仮想化展開には適用されません。物理展開においてハイパースレッディングを無効にすることを強く推奨している理由は、次の 2 点にまとめられます。
・ハイパースレッディングを有効にすることによって OS レベルでの論理プロセッサ数が増加すると、メモリ消費量の増加につながり (コア数に基づいてメモリ ヒープを割り当てる際のさまざまなアルゴリズムに起因します)、場合によっては、スレッド数の多さやロック競合が原因で CPU 消費量の増大やその他スケーラビリティにまつわる問題の発生にもつながります。
・ハイパースレッディングによる CPU スループットの向上については不確定であり、計測が困難なため、キャパシティ プランニングに支障が生じます。
物理展開では、ハイパースレッディングを無効にしてください。
仮想化展開では、ハイパースレッディングを有効にしてもかまいません (ハイパーバイザー ベンダーの推奨事項に従うことをお勧めします)。
Exchange サーバーのゲスト VM に必要数以上の仮想 CPU を割り当てないようにしてください。
サイジングやキャパシティを計算する際には、ホストに提示されている余計な論理 CPU を含めないようにしてください
https://blogs.technet.microsoft.com/exchangeteamjp/2015/10/07/123/